プレスリリース

2010.02.05

GM、米国の主要自動車メーカーとして初の電気モーター生産へ

電気モーターは電気自動車やハイブリッド車における「エンジン」の役割
GM初の電気モーターは、次世代後輪駆動2モードハイブリッドシステムに搭載
電気モーターおよび米国の電気駆動装置関連設備に総額2億4,600万ドルを投資

ワシントン発-GMは、電気自動車に関する社内の開発能力を拡大し、ハイブリッド車および電気自動車の中核技術である電気モーターを設計、製造する米国初の主要自動車メーカーとなるという目標を掲げた。

これを受け、GMは設計、材料選定、生産の各過程を管理することで、コストを低減し、電気モーターの性能、品質、信頼性、生産可能性を向上させる意向である。GMが設計および製造する初の電気モーターは、2013年に次世代後輪駆動2モードハイブリッド技術として発表される予定。

GMグローバルプロダクトオペレーションズ担当副会長、トム・スティーブンスは、「100年前に自動車が発展した当初の段階では、電気モーターの革新によって、手回しクランクの代わりに電気スターターが登場し、自動車に革命を起こした。今日の自動車の電気化は、その当時と同様の革新性と利益を顧客にもたらすものと考えている。電気モーターは、その中で大きな役割を果たすだろう。」と述べた。

従来の乗用車やトラックでは、ガソリンを燃料とするエネルギーを効率的に利用して車輪に動力を伝えるエンジンの設計と製造が行なわれているが、ハイブリッド車と電気自動車では、モーターとバッテリーがその役割を果たす。電気のみを推進力とする自動車の航続距離や速度が向上するにつれて、モーターやバッテリーの重要性も増している。

電気自動車は電気モーターのみを動力源とするが、ハイブリッド車は推進力として内燃機関も利用する。GMの次世代後輪駆動2モードハイブリッドシステムでは、独自設計の2つのモーターと内燃機関を利用して、現行のフルサイズピックアップトラックやSUV車に搭載されている2モードハイブリッド技術に勝る燃費性能を実現する。

スティーブンスは、「将来的に、電気モーターは現在のエンジンに匹敵するほどGMにとって重要なものとなるかもしれない。電気モーターを社内で設計、製造することにより、バッテリーが進化するにつれてエネルギーをより効率的に利用できるようになる。また、現在バッテリーが直面する2つの重要課題であるコストと重量の削減にもつながるだろう。」と話した。

GMは、ミシガン州、インディアナ州、カリフォルニア州の各施設における電気モーターの研究開発、設計、検証能力を拡大し、長年をかけて社内の技術力を育ててきた。また、数学に基づく最新の電気モーター向けコンピューター能力も発展させてきた。電気モーターは米国のGM施設で製造されることになる。

GMは、電気モーターおよび関連電気駆動部品に関する米国での製造能力を育成するため、8月に米エネルギー省から1億500万ドルの助成金を受けた。スティーブンスは、「新生GMはスピードを信条としており、政府の要望に迅速に対応し、バッテリーや電気モーターなど電気自動車技術の国内における専門的な能力を拡大する。」と述べた。

車載用電気モーターは、現在の内燃機関と同様に、極めて低いノイズ・振動・ハーシュネス(NVH)の実現のほか、信頼性と手ごろな価格を高い水準で満たすことを必要とする。これらはバリューチェーン全体を把握して初めて達成できるものであり、GMでは、社内能力の向上とともに、引き続きサプライヤーから電気モーターを調達し、共同設計も行なっていく。

スティーブンスは、「これは現在バッテリーで採用している戦略だ。サプライヤーと提携し、これまでにないスピードで革新性を創出していく。GMを車載用電気モーター分野のリーダーとして確立することが目標だ。それによって、GMの長期的な成功と、米国の原油依存からの脱却の双方が達成できることになるだろう。」と語った。


以上